3月18日より、聖剣伝説3 TRIALS of MANAの無料体験版が配信された。
公式サイトは以下。
早速プレイしてみたので、その感想でも書き綴ってみよう。
…だが、もしかしたらこのゲームを初めて見る方もいらっしゃると思うので、元になったゲームも紹介しよう。
もう知ってるよという方は、体験版感想まで飛んでもらって構わない。
元になった「聖剣伝説3」について
元の作品は、1995年にSQUARESOFT(現:SQUARE ENIX)より発売されたSFC用ソフトだ。
個人的には、是非こちらもやってほしいのだが…もうSFCを持っている人も少ないだろう。
他2本も入った聖剣伝説コレクションがSwitchで出ているので、やってみたい方はそちらを検討してみよう。
恐らく一番有名であろう聖剣伝説2も入っている。
というわけで、まずは原作の紹介を。
トライアングルストーリー
まず、このゲームには6人の主人公がいる。
最初にその中からメインの主人公を一人、パーティメンバーを二人選択して、その3人で冒険をしていくことになる。
で、その選択した主人公により、ストーリー自体が変化する。
大まかな流れは同じなのだが、旅立ちのきっかけは全員別だし、なんならラストダンジョン、ラスボスも3パターンに分岐する。
選択肢にある6人のキャラクターは以下の通り。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
ストーリー1 | デュラン | アンジェラ |
ストーリー2 | ケヴィン | シャルロット |
ストーリー3 | ホークアイ | リース |
このうち、横に並んでいる二人がストーリーで見ると一組になっており、3パターンのストーリーが用意されているのだ。
ストーリーを楽しみたいなら、主人公に選んだキャラクターの対となるキャラもパーティに入れた方が楽しめる。
クラスチェンジ
個人的なこのゲームの醍醐味がこれだ。
ゲーム中盤になると、クラスチェンジというシステムが使えるようになる。
各キャラにはクラスというものが設定されており、それが二つに2回分岐、最終的には4つのクラスいずれかになる。
一度決定したら元には戻れないが、これにより能力が飛躍的にアップし、魔法や特技も使用できるものが増える。
それによって、キャラクターの育ち方が全く変わってくるのだ。
これで、最強パーティを探すのも非常に面白い。
ちなみに、私がよく使っていたパーティは以下の通り。
- ホークアイ:ワンダラー
- リース:スターランサー
- シャルロット:ビショップ
ホークアイで補助、リースで味方ステータス強化、シャルロットで回復しつつ物理で殴るスタイルだった。
極力敵のカウンターを出させず、確実に生き残ることを考えたパーティだ。
…最近知ったのだが、カウンターを封じる方法もあるそうなので、それもやってみたかった。
BGM
システム等ではないが、個人的にオススメしたいポイントの一つなので書いてしまう。
このゲーム、BGMが非常に良い。本当にSFCの音源か?と疑いたくなるほど。
中でも特にオススメなのが、SwivelとElectric Talk。
Swivelは黄金の街道、モールベアの高原で聴くことができ、Electric Talkはホークアイ・リースのどちらかを主人公にした場合のラストダンジョンで聴ける。
…リメイクで非常にうれしかった点があるのだが、それはプレイ感想の方で書こう。
リメイク体験版プレイ感想
さて、ここからはリメイク体験版をプレイした感想だ。
とはいえ、まだ主人公デュラン・仲間1アンジェラで聖都ウェンデルにたどり着いたところなので、全部やったわけではない。
ネタバレもあると思うので、まだプレイしていない方は注意して欲しい。
アクション要素強め
リメイクでは、かなりアクション要素が強い。
小攻撃、大攻撃が用意されており、小攻撃は連続で出せ、隙が少ない。
大攻撃は隙がちょっと大きいが、タメ攻撃も可能。
また、ステップで敵の攻撃を避けることもでき、本当にアクション要素が強化されている。
必殺技ももちろん健在で、システムはほぼ昔のまま。攻撃することでゲージを溜めて、必殺技を発動できる。
個人的にうれしかったのは、まだデュランでしかやっていないが、必殺技が昔のモーションのままだったというところ。
他のキャラクターもやってみるつもりなので、今から楽しみだ。
フィールドの再現性の高さ
昔やっていたフィールドがそのまま3Dになったような感覚。
流石に全て同じというわけではなかったが、ほとんど昔のままだった。
それを3Dで駆け回れるというのが楽しすぎて、街一つ探索するだけで30分くらいは軽く費やせる。
戦闘フィールドもほぼそのままで、原作経験者は思わずニヤリとしてしまうだろう。
また、道端にアイテムが配置されており、今のところはそれだけでアイテムを揃えられてしまっている。
…このアイテムがかなり多いせいで、難易度としてはちょっと緩いかなという感覚。
今はノーマルでやっているが、初見ハードでも大丈夫そうというくらい。
オマケだが、アイテムの種からいきなりシャドウゼロの瞳が手に入ってちょっとびっくりした。
BGM
これが一番うれしかった。
BGMが、昔の雰囲気を保ったまま、アレンジがちょっと入っている感じ。
この雰囲気が残っているのがとてもいい。
体験版でフルメタルハガーまではできるらしいので、Nuclear Fusionが楽しみだ。
…と、ここまでで十分満足だったのだが。
なんと、設定から昔のBGMそのままに変更ができた。
原作未プレイの方は是非こちらで一回やってほしい。プレイ途中でもゲーム設定から変更できる。
その他
嬉しかった点として、映像がめちゃくちゃ綺麗、セリフが昔のままだった、効果音も昔のままなどなど。
また、キャラクターの声もかなり合っていると思う。
それと、必殺技とアイテムのショートカットはかなり使いやすい。
かなり細かい所だが、紅蓮の魔導士の移動モーションが結構好きだったりする。あとイケメン。
逆に気になったところは、リングコマンドが小さいというのと、昼・夜の切り替え、あとはやはり難易度の緩さだろうか。
リングコマンドは半分画面に埋まってしまっているので、ちょっと見づらいかなというのが正直なところ。
原作みたくキャラクターの周りに出すのもなかなか難しいとは思うので、他にどうしようもないのかなとは思うが…
まだ設定しているアイテムが少ないのでいいが、アンジェラのクラス3なんかは原作通りなら全クラスで10個以上の魔法を使えるので、見づらくなりそうかな…といった感じ。
昼・夜については、原作ではメニューを開いて曜日と共に確認することができたのだが、今回は切り替えのタイミングでカットが入る。
そのタイミングで一回止まるので、これは個人的には無くてもいいのかな…なんて思ってたりする。
そして、難易度。こちらは上にも書いた通りなのでハードでもやって様子を見ようとは思う。
あと、今回の体験版では確認のしようがないと思うが、敵のカウンターもどうなっているか気になる。
ゴブリンのハンドアックスが範囲攻撃になっていたので、あったとしても避けれるとは思うのだが…
おわりに
全てが完璧…とは言わないが、今のところは十分満足している。
特に、原作の雰囲気が綺麗に残ったままなのは非常にうれしい。
まだ途中なのでこのくらいだが、全キャラを一通りやってからもう一度何か書くかもしれない。
今から発売が楽しみだ。
ハードはSwitchでやっているが、他にもPS4、Steamでもプレイできる。
気になった方は、是非やってみよう。
2020/3/21追記:一通り終えて
デュラン・アンジェラで一通り体験版の範囲をプレイし終えた。
難易度をハードに変更してフルメタルハガーとも戦ってみたので、その感想を。
…ハードでもやはりぬるい。
そこそこアクションは苦手な方だったのだが、それでも蟹戦は操作キャラノーダメでクリアできてしまった。
で、魔法について敵の使用を確認できたので、それも書いてみる。
敵の魔法だが、やはり範囲攻撃になっていた。
蟹のホーリーボールが範囲攻撃だったのでその認識で問題ないだろう。
で、攻撃のタイミングも分かりやすく、意識しておけばステップで問題なく回避できる。
その他、アイビームとダイブアタックも攻撃範囲が表示されていた。
基本後ろに回り込んで殴り、ホーリーボールとダイブアタックのタイミングで避けておけば簡単に倒せる。
まあ、難易度については最初なのでいきなり難しくても、ということだろう。今後難易度が上がることを期待しよう。
で、一つ嬉しかったことを。
アンジェラの魔法だが、先に必要なステータスを上げておくことで、レベルアップしなくても精霊が仲間になった瞬間から使えるようになったようだ。
これはちょっと嬉しい。魔法を使うために金の女神像の近くでモンスター狩りをする必要がなくなった。
欲を言えば他の魔法も使ってみたかったのだが…体験版で使えるのはホーリーボールとシャルロットのヒールライトくらいだろうか。
このあたりも、製品版に期待しておこう。
この後は、全キャラで蟹戦までやってみるつもりだ。
全員終わったら、それぞれの操作感なども書いてみようと思う。
リンク
Switch版

Play Station4版
Steam版

原作(聖剣伝説コレクション)
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