先日、聖剣伝説3 TRIALS of MANAというゲームの体験版が配信された。
私はSwitchでやっており、元々ゼルダの伝説 Breath of the Wildも持っている。
で、ゼルダはダウンロード版で買っている。聖剣3の体験版ももちろんダウンロード版だ。
…それ以外は一切入れていないので今のところはなんとか大丈夫だが、このままだとSwitchの容量がちょっと不安だ。
そこで、一つ迷ったことがある。
今後新しいゲームを買う際に、パッケージ版を買うか、ダウンロード版を買うか。
今回は、これらの比較と、メリットについてまとめてみた。
先に結論を出してしまうと、値段はトータルで見ればパッケージ版の方が安い。
で、管理のしやすさを考えるとダウンロード版に軍配が上がる。
前半では、ゲームを購入する立場でこれらを詳しく見ていく。
…だが、ダウンロード版には別視点でのメリットがあった。後半では、それも見ていこう。
現在の状況
状況として、現段階では一応困ってはいない。
そもそもSwitch本体にもある程度の容量があり、公式サイトによるとシステム含めて32GB。
で、ゼルダのみ入れていた状態で、空き容量が残り10GB程度だった。
聖剣3の体験版は5GB程度なので、ここまでだったら特に問題ない。
問題は、ここから新しいソフトを買う場合だ。
シミュレーションしてみよう
ここから新しいソフトを買う場合のシミュレーションをしてみよう。
各ソフトのパッケージ版とダウンロード版のトータルでかかる値段の差と、メリット・デメリットで比較していく。
ここで、有名どころの以下5本を新しく購入すると考えてみよう。
ランキングを見ながら選択しただけなので、なぜこれらなのかは気にしないで欲しい。
ポケモンはソード、シールド共に同じとして、ソードの方で見ていく。…同じだよな?
さて、前提として、以下のパターンいずれかと仮定しておこう。
- 全てをパッケージ版で購入する(メモリーカード不要)
- 全てをダウンロード版で購入する(メモリーカード要)
これで、全部にかかる値段とその他メリット・デメリットを見ていく。
全てパッケージ版で購入する場合
この時、最低限必要なのはこれら5本のソフトだけだ。
というわけで、値段を合計してみよう。
値段について、Amazonでこの記事を書いている段階(2020/03/23時点)の新品で見る。
ソフト | 値段 |
---|---|
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 6,609円 |
あつまれ どうぶつの森 | 5,673円 |
マリオカート8 デラックス | 5,518円 |
ポケットモンスター ソード | 5,591円 |
Minecraft (マインクラフト) | 3,355円 |
合計 | 26,746円 |
ソフトの合計は26,746円だ。
メリットとしては、やはりメモリーカードを買わなくて済むことだろう。
セーブデータだけであればそんなに大きな容量になるとは考えにくい。
また、遊び終わったゲームを売ることもできる。
デメリットは、物理的にソフトを管理する必要があること。
全てをパッケージのまま管理するのもなかなか不便なので、ゲームカードを収納するためのポーチなどがあった方が良さそうか。
となると、その値段も入れるべきだろう。
Amazonで調べると、以下のものが出てきた。1つ買えば12枚まで入れられるそうだ。
一旦、これ一つあれば十分だろう。
というわけで、この値段799円を足して、合計27,545円だ。
全てダウンロード版で購入する場合
今度はこちらを見ていこう。
必要なものは、各ソフトのDL版と、そのデータを入れるメモリーカード。
まずはソフトの値段を調べよう。
こちらは基本Amazonで見て、AmazonにないものはNintendo公式で見てみる。
ソフト | 値段 |
---|---|
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 6,920円(Amazon) |
あつまれ どうぶつの森 | 5,860円(Amazon) |
マリオカート8 デラックス | 5,751円(Amazon) |
ポケットモンスター ソード | 6,578円(Nintendo公式) |
Minecraft (マインクラフト) | 3,960円(Nintendo公式) |
合計 | 29,069円 |
…想定外だった。
ダウンロード版の方が安いと思っていたのだが、この時点でパッケージ版を超えている。
次に、こちらの場合はメモリーカードが必要だ。1本10GB計算で、計50GB。
平均すると実際はもうちょっと少ないが、足りなくなるよりはいいだろう。
で、その容量が入るメモリーカードは以下だ。
64GBで、お値段4,839円。合計すると、計33,908円。
メリットとしては、以下が挙げられるだろうか。
- ソフト管理が楽
- 買いに行かなくて済む
- ソフトによって事前DLができ、発売日になった瞬間に遊べる
管理については確かにDL版の方が楽だ。
特に最近はスマホゲームもそうだが、全てデータとなっている場合が多い。
そちらに慣れている人にとってはかなり大きいだろう。
…しかし、もう27のおっさんにとっては、逆にソフトがあるのが当たり前の感覚。
特に、SFCなんかほぼSwitch本体と同じくらいの大きさのソフトがそこらへんにゴロゴロ転がっていた。
それが、今や小さいカード1枚で済んでしまう。
そのため、むしろパッケージ版でも管理が楽になったと感じてしまう。
次に、買いに行かなくて済むというものだが…これも今や通販が非常に充実している。
パッケージ版でも注文すれば向こうからやってきてくれるので、そこまで大きな差ではないだろう。
三つ目、最速で遊べるようになる点だが…
これは人によってこだわりの差が激しそう。
本当にすぐやりたい人にとっては魅力的だろう。
…だが、私は待てばいいのであれば待つタイプなので、そんなに魅力を感じない。
で、デメリットだが、パッケージ版のメリットだった売れるというのが無くなる。
また、容量が足りなくなってきたら更にメモリーカードが必要になるので、今度はそちらの管理が必要になってくる。
買う場合の結論
値段だけ見ると、パッケージ版一択だろう。
あとは、それぞれの特徴を考慮して、ダウンロード版の方がいいのであればそちらを選択するくらいか。
特に、物を増やしたくなかったり、移動中にやりたい場合は、管理が簡単なダウンロード版がオススメだ。
ダウンロード版のメリットとは
ここまでくると、個人的にはダウンロード版のメリットがかなり薄い。
何かないものか…と探してみたら、一つあった。
- DL版のみのソフトが存在する
これだ。こればっかりはパッケージ版がそもそも存在しないのでどうしようもない。
で、この内容を見てみると…任天堂以外の団体、あるいは個人で開発しているものが多い。
というわけで、ここからが製作者目線のメリットだ。
制作者目線のメリット
ダウンロード版のメリットは、主に制作側に大きいのではないだろうか。
物理的なソフトを作るとなると、ゲーム内容だけでなく、その物理ソフトも作らなければいけない。
これまでの形態で、個人でゲームを作るというのは、非常に困難だっただろう。
だが、ダウンロード版なら、極端な話プログラムさえ用意すれば販売できる。
実際、任天堂公式のゲーム製作者向けサイトもある。個人でも登録可能だ。
このサイトは現状Switchには対応していないが、個別にUnityというものを使用するとSwitch向けの開発もできるようだ。
いずれ公式で対応して欲しいところだが…
どちらにせよ、公式ハードでのゲーム制作のハードルが低くなったということだ。
ダウンロード版の真のメリットはここだろう。
まとめ:ダウンロード版は製作者に大きなメリット
今回は、Switchのパッケージ版とダウンロード版の違いについて見てきた。
消費者目線であれば、値段を見るならパッケージ版、管理のしやすさを見ればダウンロード版を取るべきだろう。
しかし、ダウンロード版は制作がしやすくなるという製作者側にとって大きなメリットがある。
一瞬なぜダウンロード版があるのか考えてしまったが、これはなかなかに大きいだろう。
…とはいえ、ほとんどの人は購入する側になると思うので、好きな方を選んで遊ぼう。
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