気分が落ち込んでしまい、それが体調に現れている。
うつで業務に支障をきたしているので、休職したい。
でも、何をすればいいのか…
今回は、そんな休職前に私がやったことから、
これはやっておきたいというものを5つ紹介しよう。
先にポイントを書いてしまうと、三つある。
- 本当にうつか確認しておく(行動1)
- 休むための手続きをする(行動2)
- 休んでからの精神的負担を減らす(行動3~5)
もしかしたら状況によって詳細が変わるかもしれないが、
このポイントは共通しているはずだ。
状況に合わせて調整しながら進めて欲しい。
それでは、早速内容に入っていこう。
行動1:他の病気でないか診察を受ける
元々うつだという診断を受けているのであれば、
ここはスキップしてもらって構わない。
だが、まだ受けていないのであれば、これをやっておこう。
自分はうつだと思っていても、
実は別の病気だったなんてことになったら大変だ。
だから、他に考えられる病気の診察を受けて、確定させよう。
例えば、私の場合は症状として頭痛、不眠がひどかった。
そのため、最悪脳に異常があるのではと思い、
脳神経科を受診し、MRIを取った。
結果、そこで異常が見られなかったので、
精神科を受診し、そこでうつと診断された。
ここは症状によって何科を受けるか変わると思うので、
自分で調べてみよう。
行動2:休むための手続きを確認し、やっておく
休職をするためには必ず手続きがあるはずだ。
そのために何が必要かを確認して進めておく必要がある。
また、このときに上司にも相談するはず。
上司に対応をお願いする部分もあるからだ。
よほどひどい人でない限り協力してくれるはずなので、
しっかりと相談しておこう。
…私の場合は、逆に上司から休んだ方がいいと言われ、
休職を決心した。
行動3:持っている仕事があれば引き継ぐ
今進めている案件や、
普段から作業的に行っている仕事があると思う。
これらも他の人に引き継がなければいけない。
一個上で上司に相談するはずなので、
そこで一緒にどうするか話しておこう。
何を、誰に、いつ、どんな形で引き継ぐか。
あるいは、分からなくなったときに誰に聞けばいいかも
一緒に伝えておくといい。
当たり前だが、
休職中に確認の連絡が来るようなことは避けたい。
いきなり会社からの連絡が来ると、
かなり精神的な負担が大きい。
そのため、漏れがないかもしっかり確認しておこう。
行動4:休んでからの手続きを確認しておく
ここもかなり重要だ。
休職に入ってしまうと、こういった会社の内部情報は
誰かに頼まないと確認できなくなる。
そのため、必要な情報は先に確認して、
メモしておくなりしておこう。
最低限、以下の内容は確認しておきたい。
- いつまで休職できるか
- 定期的にすることは何か
- 診断書の提出頻度・提出先
- 状況連絡の頻度・連絡先
- 傷病手当金のタイミング・書類の提出先
- 復職するときにすることは何か
特に重要なのが、
定期的に行う診断書の提出と傷病手当金の申請関連。
休職するためには医師が書く診断書が必要で、
これには期間を書いてもらう。
その期間をどのくらいにするのかや、
どこに提出するかを確認しなければならない。
また、傷病手当金は会社によっては
こちらから聞かないといけない場合がある。
本来入るはずの給料が入らなくなり、
金銭面ではこれが頼りになるので、
確実に受け取れるようしっかり確認しておこう。
こういった部分をしっかり確認しておかないと、
「あれ大丈夫かな…」と心配になり、
これまた負担になってしまう。
最小限やらなきゃいけないことを確実にしておこう。
ちょっとオマケだが、
傷病手当金は最初貰えるまでに結構時間がかかる。
そのため、
実際に申請を行うときはできるだけ早めに動こう。
行動5:一人暮らしをやめる準備をする
一人暮らしをしている人は気を付けて欲しい。
休職は、休み始めが一番きつい。
休み始めると、いきなり大量の時間が余る状態になる。
そのため、「他の人は頑張ってるのに…」とか、
「自分何してんだろ…」とか色々考えてしまうのだ。
家事をするのもかなり難しい状態になってしまうため、
休み始めたら早めに実家などへ戻りたい。
だから、事前に戻れる準備をしておこう。
このときにやっておきたいことは以下の三つ。
- 親へ相談する
- 実家近くで受診する精神科の予約を取る
- 郵便物の転送届を出す
一つ目の親への相談は言うまでもないだろう。
心配させるかも、という気持ちはわかるが、
一番頼れる存在だ。
しっかり相談しておこう。
二つ目、実家から今通っている病院に
通えない場合は必須になる。
このときにポイントがあり、
今通っている病院に紹介状を書いてもらう必要がある。
これを書いてもらったら、
翌日に実家近くの病院へ行くようにしよう。
これには理由があり、傷病手当金に関係する。
東京で今病院Aに通っていて、地元の病院Bへ移る場合。
病院Aで最後に診てもらった日から
病院Bで最初に診てもらう日までの期間は、
傷病手当金が発生しなくなってしまう。
恐らく病院からも説明はあるかと思うが、
できるだけこの期間は短くしておこう。
最後、郵便物の転送だが、これは実際に戻る数日前に行う。
実家に戻るからといって、住所まで変更する必要はない。
その代わり、郵便物が受け取れなくなってしまうので、
e転居というシステムを使う。
公式HPは以下だ。
これを申請すると、
1年間は申請した先に郵便物を転送してくれるのだ。
ネット上だけで申請が完結するので、
実家へ戻る数日前に申請を出しておこう。
まとめ:しっかり準備して、しっかり休もう
色々とやることが多いとは思うが、
これもしっかりと休むための準備だ。
これをやっておかないと、会社から連絡が来たり、
なかなか休むに休めない状態になってしまう。
もうひと踏ん張りなので、しっかりやっておこう。
最後に、ポイントを再掲しておく。
- 本当にうつか確認しておく(行動1)
- 休むための手続きをする(行動2)
- 休んでからの精神的負担を減らす(行動3~5)
焦ることはないので、
ゆっくり、自分のペースで改善に向かっていこう。
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