最近、スマホをメインで使用している人が多く、
意外とパソコンを使ったことがない人が増えている
という話を聞いた。
そのため、最近パソコンを使い始めた
という人もいらっしゃるだろう。
そんな人にお聞きしたいのだが、
普段の作業、ちょっと面倒だなと
思うことはないだろうか。
今回は、そんなちょっと面倒を解決する
Windowsのショートカットを19個紹介しよう。
大きく、非常によく使うものと、
頻度は落ちるものの覚えておいて損はないものの
2つに分ける。
分類はしたが、
どれも非常に使えるものたちばかりだ。
これを使いこなして、作業効率を上げていこう。
19個紹介!
一個一個紹介するのだが、
ざっと一覧だけ見たいという方もいらっしゃると思う。
なので、先に今回紹介するものを一覧で出してしまおう。
No. | キー1 | キー2 | キー3 | 場所 | 意味 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Ctrl | Z | 任意 | 元に戻す | |
2 | Ctrl | Y | 任意 | やり直す | |
3 | Ctrl | X | 任意 | 切り取り | |
4 | Ctrl | C | 任意 | コピー | |
5 | Ctrl | V | 任意 | 貼り付け | |
6 | Alt | Tab | 任意 | アクティブウィンドウの切り替え | |
7 | Win | L | 任意 | ロック | |
8 | Win | E | 任意 | エクスプローラ立ち上げ | |
9 | Win | R | 任意 | 「ファイル名を指定して実行」 ウィンドウ立ち上げ | |
10 | Ctrl | N | エクスプローラ上 | 同じ場所で新しいエクスプローラ立ち上げ | |
Chrome上 | 新しいウィンドウ立ち上げ | ||||
11 | Ctrl | Shift | N | エクスプローラ上 | 新しいフォルダ作成 |
Chrome上 | 新しいシークレットウィンドウ立ち上げ | ||||
12 | F2 | エクスプローラ上 | ファイル名変更 | ||
13 | Alt | ← | エクスプローラ上 | 一つ前の場所に戻る | |
Chrome上 | 一つ前のページに戻る | ||||
14 | Alt | ↑ | エクスプローラ上 | 一つ上の場所に移動する | |
15 | Ctrl | クリック | エクスプローラ上 | クリックしたものを複数選択 | |
16 | Shift | クリック | エクスプローラ上 | 選択されているものから クリックしたものまでを複数選択 | |
17 | Shift | Delete | エクスプローラ上 | 完全に削除 ※復元不可 | |
18 | F5 | エクスプローラ上、 Chrome上 | 更新 | ||
19 | F12 | Chrome上 | 開発者ツール立ち上げ |
場所を見てもらえれば分かると思うが、
今回はどこでも使えるものと、
主にエクスプローラ、あるいはChrome上で使えるものに
限定している。
本当はExcelもやりたかったのだが、
入れるとあまりにも数が増えすぎてしまうため、
別に分けようと思う。
というわけで、一個一個見ていこう。
特によく使うショートカット6個
まずは、非常に使用頻度が高いものを
6つピックアップした。
基本中の基本も含まれているので、
最低でもここは使えるようにしておきたい。
「Ctrl」+「Z」:元に戻す
何か操作をしているとき、
間違えたりして取り消そうということが
非常に多く起こる。
そんなとき、この「Ctrl」+「Z」で、
一つ分の操作を取り消すことができる。
これ、よくエディタなどで使う場合が多いが、
実はエクスプローラ上でも使えたりする。
間違えてファイルを移動してしまったときなどに
使ってほしい。
「Ctrl」+「Y」:やり直す
今度は、一つ目の「Ctrl」+「Z」で
戻しすぎた場合だ。
そんなときは、「Ctrl」+「Y」で
元に戻す操作を取り消すことができる。
例えば、「Ctrl」+「Z」を3回押した後、
「Ctrl」+「Y」を1回押したら、
「Ctrl」+「Z」を2回押したことと同じ状態に戻せるのだ。
ただし、これは新たな動作を
1回でも挟んでしまうと使えなくなる。
そこだけ気を付けて欲しい。
「Ctrl」+「X」:切り取り
これは、選択されたものをいったん取って置き、
後述する貼り付けで使うためのもの。
これをすると、元の場所からは無くなるので、
移動するときによく使う。
なお、選択できるものとしては、
エクスプローラ上であればファイル、フォルダなど。
その他、テキストはもちろん
Excelのセルや各ツールのオブジェクトなどにも使える。
「Ctrl」+「C」:コピー
一つ上と非常に似ており、
元の場所に残るという点だけ異なる。
その名の通り、
選択されたもののコピーを取っておくのだ。
「Ctrl」+「V」:貼り付け
切り取りやコピーで取っておいたものを
貼り付けるのがこの「Ctrl」+「V」。
よくコピペとか言うが、
これはコピー&ペーストの略、まさにこれだ。
「Alt」+「Tab」:アクティブウィンドウ切り替え
これは、アクティブになっている
ウィンドウを切り替えるときに使う。
「Alt」+「Tab」を押すと、
今立ち上がっているウィンドウが画面上に全て表示される。
この状態で「Alt」を押しっぱなしにして、
「Tab」を押すとウィンドウの選択が移動する。
そして、「Alt」を離すと、
そのとき選択されていたウィンドウが
アクティブウィンドウとして最前面に表示されるのだ。
なお、ウィンドウ選択時に「Tab」を押すと一個次に進むが、
このときに「Shift」を押しておくと一個前に戻る。
複数ウィンドウを同時に開いていることが多い人には
是非使いこなしてほしいショートカットだ。
覚えておいて損はないショートカット13個
次に、上の6個ほど使用頻度は高くないが、
それでも非常に使えるものを紹介しよう。
「Win」+「L」:画面のロック
「Win」というのは、キーボードの左下の方にある、
Windowsマークのキーのことだ。
通常、これを一回押すとスタートメニューが開く。
このキーも、ショートカットに使うので覚えておこう。
で、この「Win」+「L」は、
画面をロックし、パスワード等を入力しないと
再度開けない状態にする。
喫茶店などで作業していて、
一旦離席する際には必ずこれを掛けるようにしよう。
「Win」+「E」:エクスプローラ立ち上げ
エクスプローラを開きたいとき、
幾つか方法はあるが、これが一番早いと思う。
「Win」+「E」を押すだけで、
エクスプローラが立ち上がってくれるのだ。
個人的に、この13個の中で最もよく使うものだ。
「Win」+「R」:ファイル名を指定して実行
これが若干影が薄い気もするが、
覚えておくと非常に便利なもの。
…と、その前に
「ファイル名を指定して実行」のウィンドウは
ご存じだろうか。
スタートメニューから「Windowsシステムツール」と
進んでもらうと、その中にある。
開くと、以下のような画面が出てくる。

ショートカット「Win」+「R」で、
この画面をいきなり立ち上げることができる。
で、こいつで何ができるかだが、
その名の通り、ファイル名をここに入力することで、
それを実行できる。
色々と使えるのだが、
私がよく使うものは以下の通り。
- cmd:コマンドプロンプト立ち上げ
- calc:計算機立ち上げ
- notepad:メモ帳立ち上げ
特にサクッと計算機を出したい場合は、
この「calc」をよく使う。
是非、覚えておこう。
「Ctrl」+「N」:新規ウィンドウ立ち上げ
これは、新しいウィンドウを立ち上げるものだが、
場所によって若干意味が変わる。
まず、エクスプローラ上、こちらはそのとき開いていた
場所で新しいウィンドウを立ち上げてくれる。
言い換えれば、エクスプローラウィンドウを
複製しているのだ。
それに対し、例えばChrome上の場合は、
完全に新しいウィンドウを開く。
こちらは、元で開いていたページは
引き継がないので注意しよう。
「Ctrl」+「Shift」+「N」
一個上の新規ウィンドウ立ち上げに
「Shift」がプラスされたもの。
これは、エクスプローラ上とChrome上で
大きく動作が異なる。
まず、エクスプローラ上。
こちらでは、新しいフォルダを
そこに作成することができる。
いちいち右クリックで選んで…
というのが面倒なので、こちらを使おう。
それに対し、Chrome上。
今度は、「Shift」がない場合と動作が近くなる。
これも新しいウィンドウを開くのだが、
新しく開くウィンドウは
「シークレットウィンドウ」になる。
ブラウザの履歴に残したくないようなもの
を見る場合は、こちらを使おう。
ただし、これでも履歴が残るところには残るので、
会社で変なものとかは見ないように(笑)
「F2」:ファイル名変更
「F〇」というのは、ファンクションキーと呼ばれるもの。
キーボードの一番上に並んでいる
「F1」から「F12」までのキーだ。
これらにも色々なショートカットが
用意されているのだが、今回は三つ紹介しよう。
そのうちの一つ目がこの「F2」キーだ。
これは、エクスプローラ上で選択されている
ファイルやフォルダの名前を変更することができる。
他のファンクションキーは、最後の方で紹介しよう。
「Alt」+「←」:一つ前に戻る
これはエクスプローラ上、Chrome上共に似た動作をする。
両方とも、一つ前の場所に戻るのだ。
左上にある「←」をクリックしたときと
同じ動作と思ってもらっていいだろう。
なお、一覧には載せていないが、
「Alt」+「→」でその動作を一回打ち消すことができる。
「Ctrl」+「Z」、「Ctrl」+「Y」と同じような関係だ。
「Alt」+「↑」:一つ上の階層に移動する
これはエクスプローラ上のショートカット。
今いるディレクトリの一つ上に移動することができる。
これも覚えておくとなかなかに使えるやつなので、
覚えておこう。
「Ctrl」+クリック:複数選択1
ちょっとショートカットと呼べるか怪しい気もするが、
便利なことに変わりないので解説してしまおう。
これは、複数選択をする際に使うもの。
エクスプローラ上でファイルをただクリックすると、
そのファイルのみが選択された状態になる。
それに「Ctrl」を追加すると、
クリックしたものの選択・選択解除状態を入れ替える
という動作になる。
飛び飛びに選択したい場合なんかに使えるだろう。
「Shift」+クリック:複数選択2
これも複数選択なのだが、その選択のされ方が違う。
こちらは、
あらかじめ一つのファイルを選択しておき、
別のファイルを「Shift」+クリックする。
そうすると、
最初に選択されていたものからクリックしたものまでを
一括で全て選択できるのだ。
選択したいファイルが連続して並んでいる場合は、
こちらを使おう。
なお、これと「Ctrl」+クリックの合わせ技も当然可能だ。
歯抜けで選択したい場合は、
いったん「Shift」+クリックで範囲選択しておき、
除外したいものを「Ctrl」+クリックで外す
といった使い方ができる。
これも是非覚えておいて欲しい。
「Shift」+「Delete」:完全に削除
通常、ファイルを削除するときは「Delete」のみを使う。
これをすると、一旦ゴミ箱に入り、
後から復元することもできる。
ただ、間違えて作ってしまったファイルなど、
もう絶対に使わないファイルは
ゴミ箱ではなくいきなり削除してしまいたい。
それをするのが、この「Shift」+「Delete」だ。
ただ、一つ注意して欲しいのは、
これは元に戻すことができない。
本当に消していいデータかどうかを
しっかり確認してから行うようにしよう。
「F5」:更新
残り二つだが、両方とも
ファンクションキーに関するものだ。
まずはこの「F5」、これは画面の更新だ。
ウェブページでうまく画面が表示されなかった場合などに、
輪っかになった矢印を押すと思う。
それと同じことができるのだ。
なお、エクスプローラ上でも
たまに表示が古いままになったりする。
そのときも、同じ「F5」で最新の状態に更新できる。
ちょっとオマケで、ウェブページの場合、
これをやっても古い情報が残ってしまう場合がある。
これは、キャッシュといって、
ブラウザが情報を覚え、それを再利用していることが
原因だったりする。
その情報ごと更新するために、
ハードリロードと呼ばれる更新をする方法がある。
これは幾つかショートカットがあり、
Chromeの場合は、
- 「Shift」+「F5」
- 「Ctrl」+「Shift」+「R」
などがある。
ブログを書いていて、画像を変えたのに
反映されないと言った場合は、これも試してみよう。
「F12」:開発者ツールの立ち上げ
これはChromeのショートカットで、
HTMLやJavaScriptなどを書く際によく使うもの。
ブラウザを開いた状態で、「F12」キーを押すと、
開発者ツールというものが立ち上がる。
これは、ページの情報を表示したり、
コンソールを表示してJavaScriptの実行内容
の確認、実行などができる。
これに関しては、詳しく解説しだすと
記事一本分くらいは書けてしまう内容があるので、
一旦「F12」で開けるよという紹介に留めておこう。
まとめ:ショートカットで作業効率を上げよう
今回、色々なショートカットを紹介した。
正直、今回紹介したものもごく一部だ。
他にも、冒頭でちらっと触れたが、
例えばExcel上で使えるショートカットとかもある。
ただ、今回紹介したものが使えるようになれば、
作業のスピードが上がっていくはずだ。
最初は調べながらで逆に時間がかかるかもしれないが、
慣れるとこれら無しは考えられなくなる。
最終的な効率化のため、どんどん使っていこう。
コメント