あなたには、趣味があるだろうか。
あるとしたら、それは何だろうか。
あなたは、何のためにそれをしているのだろうか。
この質問に対し、「将来のため」とか「役に立ちそうだから」とか答えた方へ。
それは、趣味ではない。
では、そんなあなたに問おう。
そもそも、趣味とは何だろうか。
辞書的な意味
まず、そもそもこの「趣味」という言葉にどんな意味があるのかを辞書を引いて確かめてみる。
広辞苑によると、「趣味」という単語の意味は以下の通りだ。
専門としてでなく、楽しみとしてする事柄。
広辞苑
…ほぼ言いたいことの7割くらい出てしまっているが、まあ気にせず次に行こう。ここからは、これに対する私なりの考え方を書いていく。
あなたは、楽しめているだろうか
さて、こんな経験はないだろうか。
ある目的があり、取り組んでいたことがある。しかし、気づいたらそれ自体が楽しくて、目的が無くてもしてしまっていた、あるいはしようとしていた。
一例を出すと、私の場合はブログがこれにあたる。最初は、単なる暇つぶしで始めたのだが、気づいたら書くのが楽しくなっていた。はてなブログの方では1日最低1記事、平均2記事書いてたし、今こっちに移行してからもなんとか記事をかけないかとカスタマイズの合間に記事を書いていたりする。
これが、本当の趣味だ。
あ、ただし、やるべきことをほったらかしてやるべきではないので注意していただきたい。私のように書類書くのを後回しにして記事を書いていてはいけない。まあその書類は私自身にしか関係しないものなので許してほしい。
目的と手段の入れ替わり
一人暮らしで食費を減らすために自炊をしていたが、気づいたら新しいメニューを調べたり、考えたりしながら料理するのが楽しみになっている。
勉強のために本を読み始めたが、本を読むのが楽しくてどんどん次の本を買ってしまう。
それぞれ、料理、読書が立派な趣味だと言えるだろう。では、どうなったら明確に「趣味」だと言えるのだろうか。
ここまで読んでいれば簡単だと思う。
目的が、「それを行うことにより得られる成果」から、「その行為を行うことそのもの」にすり替わっていることだ。つまり、手段が目的になった場合に、それが趣味だと言える。
上の例で、食費を削りたいから料理しているとか、就活やビジネスで役立つから本を読んでいるとか、そんな理由でやっているうちは趣味とは言えない。
目的意識を忘れるほど、熱中してしまう。面白くて、どんどん挑戦してしまう。
それが、趣味ってやつなのだろう。
まとめ
私なりの趣味の定義は、「本来手段として行っていたものが、気づいたら目的になっていたこと」だ。別に何でもいい。ストレス発散でやってたカラオケにハマるとか、試験勉強してたら勉強自体にハマるとか。そんなものが一つあるだけで、人生楽しくなってくるんじゃないだろうか。
さて、もう一度聞こう。
あなたには、本来の目的を忘れるほど楽しくて仕方ないことがあるだろうか。
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