テレビ朝日の「ヤラセ発覚」を見て思ったこと

正直、かなり腹が立っている。

いきなりこんなことを書いて申し訳ない。ことの発端は、以下の記事だ。

テレビ朝日「10万円でできるかな」にヤラセ発覚 宝くじ企画、実際は数十万円購入 | デイリー新潮

概要だけ説明すると、テレビ朝日のとある番組で、ヤラセが発覚したというもの。バラエティだ。

これを受けて、色々と思うことがあったので書いていく。

なお、前提としてこの記事の内容が正しいとする。つまり、タレントさんたちも何も知らず、上層部の人たちだけ知っていたとする。

テレビでは、バラエティからニュースまで、様々なトピックが放送されている。

今回ヤラセが発覚したのは、バラエティだ。もしかしたら、バラエティならちょっとくらい細工してもいいだろうと思ったのだろうか。

とんでもない。

視聴者は、他の人たちと同じ条件でそれをやっていると思っていただろう。

事前に公表してあればよかったかもしれない。「ここでは法則に則り、確率が上がっている」、と。

でも、実際は違う。確かにバラエティだが、あたかも結果的にそうなっただけであるかのように報道された。

これでは、見ている方は「じゃあ何が本当なんだ」となってしまう。

そうなると、テレビ局が最も大事にすべき信用を無くしてしまう

そもそも極論を言ってしまえば、本来はテレビなんて映像が流れてるだけだ。

それが意味のあるものにしているのは、視聴者の「信用」だろう。

テレビでやってるからこれは信頼できる情報なのだろう、と。

まあ、これもいったんは疑うべきなのだろうが、多くの人は見たものをそのまま信用する。

それがあって、初めてテレビの報道に意味が生まれる、と私は思っている。

しかし、今回のようなことがあると、上にも書いた通り、何が本当なのか分からなくなってしまう

視聴者の信用を失うのだ。

そうすると、ニュースまで影響が出てくるし、「テレビ局」という括りにすると他のテレビ局にまで影響が及ぶ。

実際、そう感じている人もいるのではないだろうか。

更には、上の記事を見ると、タレントさんにも知らされていなかったというような記述もある。

つまり、タレントさんの信用までも奪ってしまいかねない問題だ。

もし、ヤラセが発覚しても、その全責任を負えるのであればやってもいいと私は思っている。そんなの、不可能だからだ。

今回の内容を指示した人には、そのあたりをもう一度考え直してほしい。

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