元皆伝による弐寺上達講座1「遊び方」

突然だが、皆さんは「beatmaniaIIDX」というゲームをご存じだろうか。

7つのボタンと、1つのターンテーブル(あるいはそれらの倍)を操作する音楽ゲームだ。

かなり古くから存在し、今でも音楽ゲームの代表格だろう。

…面白いぞ。よかったら始めてみてはいかがだろうか。

とはいえ、なかなか敷居が高そうだ、というのもわかる。

その原因はまあ色々あると思うが、一番はその操作の難しさだろう。慣れてないと選曲すらまともにできず、時間切れで全然知らん曲になってしまった、ということもよくあると思う。

というわけで、今回はこのゲーム…通称「弐寺」(にでら)の遊び方について解説していこう。

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対象者と本記事終了後の目標

本記事の対象者は、本当に始めてこのゲームに触る人だ。そして、シングルプレイ(筐体の片方だけ使うプレイ)前提で進めさせてもらう。ダブル(筐体両側使用)はほとんどやってないので解説できない…

何もかもがわからない、という人向けに、まずはプレイのしかたを細かく解説していこう。

で、どこまでを目標とするかだが…とりあえず今回はプレイまでの一通りの操作と、ある程度できるようになるまでどんな曲をプレイしていけばいいかが分かることとしよう。

最初のうちは、やっていれば勝手に伸びる。そのために必要な最低限のことを解説していく。

講座全体では、皆伝までの道のりを全部解説するつもりだ。今やってる人も、自分に当てはまると思うものを見て欲しい。

操作デバイスについて

さて、筐体に立つと色々なボタンがある。プレイに関わるもので言うと、7ボタン+ターンテーブル+設定用ボタン1個。

これらの説明については、公式サイトに載っているので、そちらを参照していただきたい。改めてここで書き直す必要もないだろう。

ただ、二つ補足しよう。まずターンテーブルについて。

よく、プレイヤーにはと呼ばれている。皿曲なんて言葉を聞いたことがあるかもしれないが、これはターンテーブルを回すノーツが大量に降ってくる曲のこと。よく使うので覚えておこう。

そして、鍵盤と皿の表記について。

一番左の白鍵から順に、左の黒鍵、左から2番目の白鍵、…というふうに、1から数を割り当てる。そして、皿はスクラッチのS。

これで、鍵盤と皿の組み合わせを表す。例えば、「S+1+3」は、皿と、白鍵左二つ同時を表す。また、「1+7→3+5」とすると、白鍵の外側、内側を順番に押す、というのを表す。これもよく使われている。

ゲームを始める前に

さて、早速筐体にお金を入れて…といきたいところだが、その前にやっておきたいことがある。

そのゲームセンター内で、カード販売機を探そう。その中から、「e-amusement pass」というものを買ってほしい。1枚300円か400円くらいで買えると思う。

分からなかったら店員さんに聞いてみてもいいだろう。

で、これは何者かというと、プレイヤーデータをオンラインで登録するための鍵だと思ってくれればいい。これがあると、今までにプレイした楽曲のデータも残るし、ネットでプレイヤーデータなんかも見れるので、本格的にやるのであればほぼ必須だ。

まあ、本格的にやるか分からないし…という方は、最初数プレーだけなしでもいいかも。

で、このカードが買えたら、早速筐体に向かおう。

初回プレイ時

さて、まず筐体にカードをかざすと、ゲームが始まる。カードなしの場合は100円玉を入れればいい。ここからは、カードありで解説していく。

左右があるが、一番最初だけはどちらでもいい。好きな方にしよう。

どうしても決められないという人だけ、右利きなら左側(1P)、左利きなら右側(2P)にした方がいいだろう。理由は後述する。

で、最初はプレイヤー登録が必要だ。決めるのは、名前(DJ NAME)4桁のパスコードプレイエリア(都道府県など)くらいだろうか。

ターンテーブルを回すことで項目を移動白鍵盤で決定。これはゲームモードから選曲まで、どの選択でも大体そうなので覚えておこう。

パスコードは覚えておいて欲しい。次回以降のプレイなどに必要だ。

登録が終わると…すまない、正確な順番を忘れたがゲームモード選択チュートリアルがある。確か、ゲームモード選択時にチュートリアルをやるかどうかの選択肢が出てきたと思う。

ゲームモードは、「ステップアップ」、「スタンダード」、「段位認定」など並んでいるが、最初は「ステップアップ」をオススメする。

ステップアップでは、どんだけ成績が良くても、あるいは悪くても必ず3曲プレイできる

スタンダードでは、基本的に3曲、途中でクリア失敗したらそこで終わり、という感じだ。

最初のうちは、とにかく数をこなすことが大事なので、クリア失敗しても次に勧めるステップアップで始めていこう。スタンダードにいつ頃乗り換えるかも後々解説する。

チュートリアルは、絶対にやろう。無料で一通りの操作を体験できるので、一切損がない

で、モード選択とチュートリアルが終わったら、最初一回だけステップアップモードの説明が入る。よくわからないものもあると思うが、なんとなくでいい。

その紹介が終わったら、やっと曲選択だ。多分、「課題曲」というフォルダが開いていて、楽曲が並んでいると思う。

ターンテーブルを回して楽曲を選択し、白鍵盤で決定しよう。黒鍵盤を押すとフォルダが閉じるのでちょっと注意して欲しい。閉じてしまったら、白鍵盤を押してフォルダを開く。

で、曲を決定する前にもう一つ。鍵盤の上にあるスタートボタンを押しっぱなしにすると、オプションが出てくる。最初は、何も考えず以下のように操作して欲しい。

  • スタートボタンを押しっぱなしにする。以降操作が終わるまで押しっぱなし
     →ビギナーオプションが開く。このオプションは簡易版だ。
  • エフェクトボタン(左側スタートボタンの右に並んでる2つのボタンのうち上)を1回押す
     →詳細オプションが開く。いきなり色々出てくるが焦らないでくれ。
  • 白鍵盤のうち、左から2番目を2回押す。
     →ゲージ減少量を通常より抑えたEASYゲージに変更。画面も「EASY」が光っていることを確認。
  • 操作終了、スタートボタンを離す
     →オプションが閉じる。

これをやることで、ゲージが通常より減りづらくなる。この方がモチベーションを保ちやすいだろう。

なお、上から三つ目の白鍵盤は、位置も、回数も注意して欲しい。間違うと、最悪一瞬でゲージが蒸発するEX-HARDとかになりかねない。

次に、選曲について。最初は、どの曲をやってもらっても構わない。…ちょっと厳しい言い方をするが、恐らく最初はどの曲もクリアできない

というのも、手元と視線が離れているので、鍵盤と鍵盤の間を押してしまったり、ターンテーブルに手が届かなかったりということが非常に多い。

まずは、これが確実にできるようにすることが課題だ。逆に言えば、最初からはほぼできない

でも、気にしないで欲しい。あなたの前でとんでもない譜面をプレイしていたその人だって、最初はそうだった。

で、曲クリアの可否はいったん気にせず、3曲プレイしてみよう。それが終わったら、いったんゲーム終了となる。

最初のプレイは、こんな感じだろう。

2回目以降のプレイ

2回目以降については、以下のような流れになる。

  • カードをかざす(このとき、かざした側でエントリーすることになる)
  • パスワード入力(3回間違えるとエントリー取り消し、途中で間違えたら黒鍵盤全押しでやり直し可能)
  • プロフィール表示(鍵盤の上くらいにあるスタートボタンで次へ)
  • プレイスタイル選択(基本的にシングルプレイを選ぼう)
  • PASERI(後述)を保持している場合は確認画面
  • モード選択(まずはステップアップで)
  • 支払い方法決定
  • 曲選択→プレイ→リザルト×3
  • 終了画面

おおざっぱにこんな感じだろうか。先に、PASERIというものについて解説しておく。

PASERIとは

PASERIは、KONAMIゲーム全般で使用できるプリペイドポイントのこと。事前に登録等が必要だったと思うが、それを済ませておけば、ゲームセンターにあるチャージ機で1000円単位で補充できる。ただし、この使用にはカードが必要。

で、実は100円玉を入れて遊ぶ場合に加え、プラスαの金額を支払うことで得られるPASERI専用の特典が用意されている。が、最初のうちはその恩恵を十分には活かせないので、100円玉プレイで問題ない

ちなみにプラスαを支払うことなくPASERIを使用することもできる。PASERIを使用する場合は、基本こっちを選ぼう。

また、お店の設定によっては、同じ100円玉のモードでもPASERIで支払うと安いところもある。その場合は、積極的に使っていこう。

プレイサイドについて

カードをかざすときの場所で、そのゲームでのプレイサイド(1P側か2P側か)が変わる。これによってターンテーブルの位置が変わる。

すると、操作感が完全に変わってくる。そのため、最初から何も考えず「こっち!」と決めるより、両側とも1回ずつやってみて、なんとなくしっくり来た方で続けるようにしよう。

別にどっちでも…という方は、上に書いた、右利きなら1P、左利きなら2Pでプレイするようにしよう。これには理由がある。

例えば、1P側…左側サイドでプレイするとき。右手は鍵盤のみで、左手で鍵盤とターンテーブルを操作することになる。

で、このゲームは鍵盤操作に非常に細かい精度が求められる。そのため、細かく動かせるであろう利き手を鍵盤に割り当てたい。だから、右利きなら1P側がオススメなのだ。

…中には両サイドでプレイできる人もいるらしい。そこを目指してみるのも面白いかもしれない。

ちなみに、左と右で、譜面の叩きやすさに差が生じる場合もあるが、一長一短なのでどっちを選んでも最終的にはあんまり変わらない。

譜面スピードについて

曲プレイ中に、譜面が流れてくるスピードが遅いな…と思ったら、それも調節できる

曲開始時、楽曲名が画面真ん中に表示されているときに、オプション画面を開くときと同じスタートボタンを押してみよう。一応曲プレイ中にも出せるので、最初は捨ててそれで確認するのもアリか。

すると、譜面の右側になんか出てくる。これが、ハイスピードオプションだ。

これが出ている状態で、白鍵盤を押すと遅く黒鍵盤を押すと速くできる。

最初はどんなもんかもわからないと思うので、なんとなく合わせてみよう。この厳密な設定方法は後程解説する。それと、これを設定する理由、あとはよく組み合わせて使うSUDDEN+オプション、通称サドプラもその時に解説しよう。

プレイ時の注意点

さて、何回かプレイしていると、楽曲選択時に、曲のレベル表記左側が光っているものが出てくると思う。

それは、過去に自分がプレイした楽曲だ。

赤く点滅してたら失敗緑で光っていればイージーオプションをつけてクリアしている。

で、最初のうちだが…基本的にはそれが光っていない曲、つまりやったことのない曲を選ぼう。

理由は二つ。まず、色々な譜面に触れるため。次に、飽きさせないため

この時期はとりあえずプレイすればするだけ伸びる。で、色々な譜面をプレイした方が効果的だ。

あと、同じ曲ばかりはつまらなくなってしまうだろう。このゲームには1000を超える楽曲が存在する。いい曲もいっぱいあるので、是非色々プレイしていただきたい。

もう一つ、注意して欲しいものがある。レベル表記だ。

このゲームの譜面の難易度は、基本的に12段階に分かれている。が、その下に、更に初心者向けにBEGINNERレベルもある。緑色のものがそうだ。

で、最初はこのBEGINNERレベルの曲からやっていこう例外はあるが通常レベルより簡単なものが多い。

ある程度BRGINNERの譜面がクリアできるようになってきたら、通常のレベルの楽曲に手を出してもいいかもしれない。そのときも、青数字(NORMAL)のものをやろう。

オレンジ数字(HYPER)や赤数字(ANOTHER)は難易度が高い。最初は心を折られるだけなので、あまり触らないようにしよう。

最近はその更に上、紫(†LEGGENDARIA)なんかも存在するが、絶対に選択しないようにしよう。2分間模様を眺めるゲームと化してしまう。

おわりに

いかがだっただろうか。だいぶ長くなってしまった。

まあ、最初はとにかくやれば伸びる。とりあえずは、手元を見なくても100%狙った鍵盤が押せる、ターンテーブルが回せるレベルまで持っていこう。

で、それができるようになってきたら次の段階に進む。段位認定というやつに挑戦だ。

更新情報はTwitterでも呟いている。よかったら画面下部のアイコンから覗いていってほしい。

それでは。

オマケ:私の実力

さて、大事なことを忘れていた。そもそもそんな解説してるお前はどんだけできるんだって話だろう。

…今はやってない。もうやめて2年半くらいになる。で、やめる直前(当時SHINOBUZ)で皆伝は取った。実力診断の「段位認定」モードの一番上だ。これが目標だったので、クリアして燃え尽きてしまった。

得意譜面傾向は。一般に皿曲と言われていた譜面は全てハード以上はつけていた。

あと、運指は左右対称固定と、皿絡みでは3:5半固定を使っていた。

ざっとこんなものだろうか。それぞれの用語もまた細かく解説するときが来るだろう。

では、今度こそ終わりだ。それでは。

コメント

  1. […] 前回、段位認定をやると書いてしまったが、急遽変更しようと思う。 […]

  2. […] ちなみに、画面だけ見て操作するまではこちら、運指に関してはこちらに書いている。 […]

  3. […] EASYゲージにするときの説明で、「スタートボタンを押しながら云々」というものを書いたが、あれをやってあれば通常オプションになっているので気にしなくていい。 […]

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