本記事でまとめるのは、Twitterで軽くフォロワーさんと会話した結果考えた内容だ。
きっかけは、フォロワーさんの「『男女で学力差ある』って差別だよ」というような内容のツイート。そして、男性脳女性脳も古い、ということもちらっと会話した。
これには全面的に賛成であるが…一つだけ付け加えると、男性脳、女性脳というものは一応存在すると思っている。ただ、それが男女の優劣につながらないという意見だ。
今回はそんなことをまとめてみよう。
男性脳、女性脳とは
そもそも、男性脳・女性脳とは何だろうか。
先に、一般的に言われている定義を見てみよう。
- 男性脳:論理的思考が強い。
- 女性脳:直観力や感性(センス)が強い。
ごく簡単に書くとこうだ。恋愛についても違いがあると言われているが、そちらは私に精神的ダメージが入るので避けさせてもらう。
私の考える両者の違い
私の考えている、両者の定義は、上の通りだ。男性脳は論理的思考が強く、女性脳はセンスが強い。
でも、これらはあくまでそれぞれの用語の定義。…わかりづらいので、言葉を言い換えよう。
男性脳ではなく、論理脳。女性脳ではなく、センス脳。こんな風に言い換えておく。
で、言い換えをしたということは…なんとなく分かっていると思うが、これらはもう男性・女性に綺麗に当てはまることはないというのが私の意見だ。
ちょっと思い出話をしよう。
私が大学の頃だった。同期の女子と軽く話すくらいの仲で、よく大学の講義内容復習とか、課題を強力してやったりとかをしていた。
で、何人かそういう人がいたのだが、みんな、上でいう「論理脳」だったのだ。私も普段から気を付けていたのだが、恐らくそれ以上。論理力では負けていた。
で、当の私は…気を付けていたと書いている通り、普段は直感で動くことが多い。「センス脳」だ。あ、私は男である。
というように、自身含めて「男性=男性脳(論理脳)、女性=女性脳(センス脳)」の反例を何人も見かけているのだ。もちろん、論理脳の男性、センス脳の女性も見ているが、反対も同数程度いる。
というわけで、もはや昨今では論理脳を男性脳、センス脳を女性脳というふうに呼ぶこと自体がもう古くなってきたのかなと思っている。
それで、男女に対してこんな差がある、と言うことはもうナンセンスだろう。
論理脳・センス脳の違い(≠優劣)
で、こんな論理脳・センス脳の話をすると、「じゃあどっちがいいんだ?」となる人が少なからずいらっしゃると思う。
それは、前提がそもそも違うと思っている。まず、優劣を決める前に考えなければいけないことがあるのだ。
論理脳、センス脳について、どちらが優れている、ということがそもそもあるのだろうか。
これらの論理脳・センス脳は、考え方の違いだ。一つの問題に対しても、論理脳の方は根拠を探しながらまるで説得するように考えていく。根拠があるので、説得しやすくなるのだ。
センス脳の方はこれまでの経験や知識から、無意識レベルで考えられる最善手を探していく。で、これだけ書くと論理脳の方が優れているように思えるのだが、センス脳の有利な点は、共感だ。
人間は感情で動く生き物だ。その感情は、確かに論理的な説明で納得させることもできるが、直接動かした方が手っ取り早い。
こんな感じで、両者ともメリットがある。だから、優劣なんてつけられないと思っているのだ。
男女間の学力の差について
これにもダイレクトに反論しておこう。これは、恐らく「これまでの風潮」が大きく影響している。
昔は、男性の方が大学まで進むことが多く、それが、学力差だと言われている理由だろう。
で、その風潮によって、男性の方が勉強する環境が整っている。
つまり、皮肉にも「男女間に差がある」という偏見のせいで、実際に差が生まれているのではないか、ということだ。
ことわざで「鶏が先か、卵が先か」とあるが、まさにそんな状態だ。
おわりに
Twitterでさらっと見かけた瞬間に思いが色々巡って、勢いだけでまとめてしまっている。
まあ、要するに「男性脳・女性脳って言い方はもう違うんじゃないかな」というのを言いたかったのだ。そして、言い換えた論理脳・センス脳についても、方向の違いはあるが、優劣はない。
…一番強いのは、論理脳・センス脳両方を意図して使い分けられることだ。これも一人だけ友人で思い当たる人がいる。
どこかのタイミングで、これらの鍛え方も考えてみるのも面白そうだなと今から考えている。もし考えたら本ブログに追加するので、その時は見てくれると嬉しい。
それでは。
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