もう発売からかなり経過する「ゼルダの伝説 Breath of the Wild」。
やり尽くしたという方も少なくないだろう。
さて、前回からISTというやばい技の紹介に入った。
概要やら注意点やら色々あるが、それは前回の概要記事をご参照頂きたい。
ざっと書くと、基本部分はアイテムを別データに移植できる技。
応用させると、アイテムの個数変化や武器類の特性変化など、できることは多岐に渡る。
かなり原理が複雑、かつ内部データを無理やり狂わせる非常に危険な技だ。
この記事の立ち位置はあくまで紹介、必ず他の情報も参照の上、やるなら自己責任でやるように。
前回は「引継ぎ枠」なる数値の原理と作り方を紹介した。
今回、その内容を使って実際に引き継ぎを行う。
まだ前回の内容が分からないという方は、適宜そちらの記事も参照しながら読み進めていただきたい。
追加原理:mcountとポーチ内
さて、まずは少し追加で原理を見ていく。
前回の復習で、mcountという数値があった。
これはゲームが認識しているポーチ内アイテム個数で、ロード時にこの個数だけポーチ内アイテムを先頭から削除していた。
そして、ロード先のアイテムをポーチ内に追加する、という処理だ。
そこで、正常な値(=実際に持っているアイテム数)から減らすことで、その分ポーチの後ろにあるアイテムが削除されず、引き継がれることで移植を行うのがISTだった。
この、正常な値から減らした数を引継ぎ枠と呼んでおり、関係は…
mcount = 実際のアイテム数 – 引継ぎ枠
となっていたことを思い出そう。
ここまで理解できていれば、この先に進んで大丈夫。
よく分からないという方は、前回の記事を見て欲しい。
今回の原理は、このmcountの状態とポーチ内の関係だ。
mcountが以下3パターンそれぞれで、ポーチ内の状態が変わってくる。
- mcount > 0:作った引継ぎ枠が所持アイテム数より少ない時
- mcount = 0:作った引継ぎ枠が所持アイテム数と一致した時
- mcount < 0:作った引継ぎ枠が所持アイテム数より多い時
もちろん、引継ぎ枠を作っていればロードによりアイテム移植が発動するのはどれも同じ。
だが、それ以外で違いが出てくる。
まず、単純にポーチを開いた時。
この時は、mcountがゼロだと中身が見えなくなる。
これは見た目だけで、実際には失われてないので慌てないように。
それ以外だと、開けば普通に中身が見える。
次に、セーブ時。
これはmcount > 0、つまり正の値の時は通常と変化がない。
当然、(再起動後に)そのデータをロードすればセーブ時に持っているアイテムがある。
が、ここからが怖いところ。
mcount ≦ 0、つまりゼロ以下の時にセーブしたとする。
そのデータを(再起動後に)ロードすると、ポーチ内のアイテムがほぼ全て消えている。
ほぼと書いたのは、一部の大事なものポーチ内アイテムだけ残ることがあるからだ。
これがなかなかに厄介なため、セーブする時は意識しておくといい。
…が、逆にこれを利用する手順もある。
今回も出てくると思うので、その時はこれを思い出そう。
そして、アイテムを拾った時。
ここでは、拾う前の状態がそれぞれ正の値、ゼロ、負の値だと思ってほしい。
正の値なら、もちろん普通だ。
が、ゼロ以下の状態でアイテムを拾うと、そのアイテムはポーチ内の正しい場所には入らない。
大事なものの後ろに第二のポーチ枠が出現し、そこに入ることになる。
例えば、今mcountが-2だったとしよう。
この状態でアイテムを拾ってポーチ内を確認すると、大事なものの後ろに拾ったアイテムが格納されている。
この時、mcountは-1になっている。
これでアイテムをもう1つ拾うと、mcountはゼロになり、中身が見えなくなる。
もう1個拾ってmcountを+1にしてみよう。
すると、ポーチ内は見えるようになるがゼロで拾ったため、また大事なものの後ろに拾ったアイテムが配置される。
ここでもう1つ拾い、mcountは+2。
ここでようやくプラス状態で拾ったため、それ以前に拾ったものも含めて正しい位置にアイテムが入るようになる。
以上が、今回の原理だ。
まとめると、以下のようになっている。
- mcount > 0(正の値、作った引継ぎ枠が所持アイテム数より少ない時)
- ロードすると引き継ぎが行われる
- ポーチ内は見える
- セーブしても特に変化なし
- アイテムを取得すると正しい位置に入る
- mcount = 0(作った引継ぎ枠が所持アイテム数と同じ時)
- ロードすると引き継ぎが行われる
- ポーチ内が見えない
- セーブするとアイテムがほぼ全て消える
- アイテムを取得すると大事なものの後ろに入る
- mcount < 0(負の値、作った引継ぎ枠が所持アイテム数より多い時)
- ロードすると引き継ぎが行われる
- ポーチ内は見える
- セーブするとアイテムがほぼ全て消える
- アイテムを取得すると大事なものの後ろに入る
別にセーブ&ロードさえしなければ元のデータには影響がないため、気になる方は引継ぎ枠を作って色々試してみるといいだろう。
セーブ周りの挙動を確認したいなら、オートセーブ内に消したくないデータがないことを確認した上で、オートセーブで試してみよう。
手順1:最初からのデータに光の弓矢を持っていく
では、ここから具体的な手順を見ていこう。
まずは、最初からのデータに、魔獣ガノン戦専用武器である光の弓矢を持ち込んでみる。
まあ、折角なので普段持ちえないものを移植できた方が嬉しいだろう。
なお、念押ししておくが、この手順は「初めから」のデータに移植する方法だ。
続きからに移植する場合は手順が増えるため、こちらの手順で続きからには移植しないように。
その理由は、続きからの手順内で触れよう。
今回の手順は、大きく4段階に分ける。
- 事前準備
- 引継ぎ枠確認
- 引継ぎ枠用意
- 移植発動
それぞれの詳細の前に、今回の手順における前提条件を。
前提条件
持っていくアイテムを先に決めてしまおう。
上にも書いた通りで光の弓矢を引き継ぐことを目的とする。
それ以外のアイテムは、必要最低限だけ持っていくことにしよう。
他にも引き継ぎたいものがある場合、後で引継ぎ枠をカウントする部分でそれも入れてもらえれば問題なく引き継げる。
まあ、最初のお試しみたいなものだ。
事前準備
まず事前準備、ここでやることは以下の4つ。
- 克服の証、コログの実をポーチ内から無くす
- アイテムを売れる場所に移動する
- セーフティーセーブをする
- 不要な服を全て売却する
1つ目、もしコログの実や克服の証をポーチ内に持っていた場合、それを使い切っておいて欲しい。
これを移植すると、色々まずいことになりかねない。
先に確認しておこう。
次に、前回紹介した手順で引継ぎ枠を作っていくのだが、そこで見てもらった通り、手順内でアイテムを売る必要がある。
どこでもいいので、その近くに移動しておこう。
そこまで済んだら、元のデータを保持するために手動でセーフティーセーブをしておく。
コログの実や克服の証を使っていないデータを残しておきたい状況は多分無いと思うが、万が一残しておきたかったら、無くす前にセーブしておけば問題ない。
以降、不要なアイテムをガンガン手放していくため、それを反映させたくなければ以降は手動セーブ禁止だ。
最後の準備、早速ではあるが不要な服を全て売却する。
ただ、今回のように光の弓矢を引き継ぐ場合、このあと厄災ガノン(+未開放の神獣がいればそのカースガノン)を倒す必要がある。
それに使いたい服があれば残しておいてOK、それも一緒に引き継ぐことになる。
ここまでで、事前準備は完了。
引継ぎ枠確認
ここから、いくつの引継ぎ枠が必要かをカウントしていく。
カウント方法は、まず引き継ぎたいもののうち、ポーチの先頭にあるアイテムが何かを確認する。
この先頭について、武器側が先頭で大事なもの側が末尾、1画面内だと一段目の左から1~5個目、二段目の左から6~10個目、…といった並びになっている。
今回の光の弓矢のようにまだ持っていないアイテムの場合、それが入る場所が先頭になる。
次に、今確認した先頭アイテムより後ろで、引き継ぎたい、あるいは手放せないアイテムの個数を全てカウントする。
3つ注意で、まず素材や矢など、1スロットで複数個持てるアイテムは、スロット数で数える。
木の矢が100本あるからと言って100とカウントする必要はなく、1個で問題ない。
次に、矢は0本でもスロットがあった場合はカウント対象。
未入手でスロット自体存在しない場合はカウントしないように。
そして、これから入手する、引き継ぎたいor手放せないものもカウント対象だ。
例えば、今回の光の弓矢はまだポーチ内にないが、カウント対象となる。
他にも、まだ古代兵装・矢を持っていないがこの後ハイラル城で拾って厄災ガノン戦に挑みたい、といった場合はカウントする必要がある。
素材でこの後入手するものも引き継ぎたければカウントする必要があるが、保険で妖精を持っていきたい場合なんかは(妖精を移植しなくてもいいのであれば)手放してスロットが無くなるのでカウント不要。
これに注意しつつ、私の場合の引継ぎ枠を具体的に見てみよう。
前提で書いた通り、今回は以下の3タイプのアイテムだけを移植する。
- 光の弓矢
- 光の弓矢以降の、手放せないアイテム
- 厄災ガノン討伐に必要な服
この時点で、引き継ぎたいものの先頭は弓ポーチの光の弓矢となる。
そのため、武器ポーチは見る必要がない。
というわけで、弓ポーチから。
この弓ポーチに光の弓矢が入ってくるのと、他の弓は一切引き継がないのでカウントは1。
同時に、矢は全種持っており、手放せない(スロットを消せない)ため6カウント。
次に、盾ポーチ。
ハイリアの盾が惜しいところだが…これを含め全て手放せるため、カウントは0個。
そのまま、服ポーチ。
この服ポーチは事前準備で不要なものを全て売った状態だ。
今装備している3つが私の普段の装備で、これでガノン討伐に赴きたい。
そのため、まずこれらがカウント対象。
そして、それ以外の7つは売ることができないため、これも引き継ぐことになる。
全部足し合わせて、服は10カウントだ。
そして、素材、料理ポーチは全て引き継がないため、0個として画像は省略させてもらう。
最後、大事なものポーチ。
…コログの実の処理を忘れていたため残っているが、この後必要数まで集めてボックリンに渡そう。
それ以外は全部手放せないため、10-1で9カウントだ。
まとめると、以下のようになる。
武器 | 0 |
弓 | 1 |
矢 | 6 |
盾 | 0 |
服 | 10 |
素材 | 0 |
料理 | 0 |
大事なもの | 9 |
合計 | 26 |
私の場合で言うと、この合計の26が必要な引継ぎ枠になる。
もちろん、この数はデータの状況や引き継ぎたいものによって変化するため、ご自身の環境でどういう数になるかをしっかり確認しておいて欲しい。
また、後で確認に使いたいため、各ポーチのカウント数と合計数はメモしておこう。
引継ぎ枠用意
カウントが終わったら、実際に引継ぎ枠を用意する。
ここの手順は、前回紹介したものだ。
どちらでもいいので、必要分だけ儀式を行おう。
なお、手順に自信がある場合は先に素材数を調整しておくと楽だ。
また、心配なら数枠程度であれば余分に引継ぎ枠を作ってもいい。
が、作りすぎると面倒なことになるため、多くても過剰は5枠程度に留めておくこと。
用意できたら、ここで引き継がない素材は可能な限り売っておこう。
後で光の弓矢を入手したら先ほどカウントしたものだけになるようアイテム調整を行うのだが、100個とか持っている素材は手放すだけでも一苦労だ。
妖精や回復用だけ、かつ数も必要最低限だけ残すことをオススメする。
移植発動
では、ここから実際に引き継ぎを行っていくが、まずは光の弓矢を手に入れたい。
というわけで厄災ガノンをしばきに行く…前に、注意点が2つ。
1つ、GameOverしないように。
GameOverになると強制的にロードが発生し、そこで移植が行われてしまう。
そうすると色々まずいことになるため、もしGameOverになってしまったら、ゲームを再起動したのち最初のセーフティーセーブをロードするように。
手順も最初からになるため、そういった意味でも心配なら保険で妖精などを用意しておこう。
2つ、カウントしておらず、その場で手放せないものの取得禁止。
取得してしまうと、先ほどのカウントがずれ、引き継ぎたいものを引き継げなくなる。
そのため、先ほど数に入れたもの以外は取らないようにしよう。
逆に、カウントしたけど取得しないのは、数個なら大丈夫だ。
これらに注意しつつ、まず厄災ガノンを倒す。
この記事をご覧の方なら通常プレイはもうやり込んでいるはずなので、今更ガノン程度で手こずることはないだろう。
魔獣ガノン戦に入ったら、まず真っ先に光の弓矢を入手する。
そうしたら、ここからアイテムを調整していこう。
先ほど確認した引き継ぎたいものの先頭以降で、カウントしてないものを全て手放す。
今回で言えば光の弓矢が先頭、他は手放せないものだけカウントしているので、他の弓、盾、素材、料理を全て捨てるか消費する。
カウント通りに引継ぎ枠を作っていればいいが、もし過剰に作っていた場合、ここでアイテムをあえて残し、mcountをゼロ以上にしておこう。
この場合、ポーチの後ろから数えて引継ぎ枠以内に光の弓矢(引き継ぎたいものの先頭)が入っていればOK。
とはいえ、何も捨てなくてもマイナスとなった場合でもまだ対処は可能。
プラスにできないからと、やり直す必要はないので安心してほしい。
最終確認で、引き継ぎたいものが全て引継ぎ枠以内に入っていることを確認する。
あるいは、引き継ぎたいものがポーチの先頭だったり、過剰に引継ぎ枠を作っていた場合なんかはmcount=0となる可能性があり、その時は今回の原理で見た通りポーチ内アイテムの見た目が消える。
確認がOK、あるいはポーチ内が空に見えるようになったら、メニューからタイトルに戻る。
ここでゲームを再起動してしまうと、折角の引継ぎ枠が消えてしまうので必ずメニューからタイトルに戻ること。
タイトルで、移植したいモードが別なら切り替えて、はじめからを選択しよう。
最初のムービーはスキップしてOK。
動けるようになったら、とりあえずシーカーストーンを入手。
ここでポーチを開く。
アイテムの入手が入っているのでもう確定している気がするが…念のため、もう一度ポーチの開閉orポーチ内整理をして、見た目と内部を同期させよう。
ここで、先ほど引き継ぎの時にmcountがマイナスだった場合、作業が入る。
シーカーストーンを入手したことで、この時のmcountはゼロ以下となっているはずだ。
上の原理で見た通り、ここでmcountがゼロ以下だとセーブしてもアイテムが消えてしまう。
これが、あまり過剰に引継ぎ枠を作らない方がいい理由だ。
こうなったら、何でもいいので(ポーチにない)アイテムを取得し、mcountがプラスになるよう調整しよう。
確認方法も上の内容を参照してほしい。
元々mcountがプラスだった、もしくは今プラスにしたら、このモードの手動セーブが消えても良ければ手動セーブ、消したくないならオートセーブを入れる。
これで引き継いだデータを保存できたので、一度ゲームを再起動しよう。
再起動後、今のセーブデータをロードして引き継いだアイテムがあれば完了だ。
手順2:続きからのデータに光の弓矢を持っていく(代償あり)
次に、続きからのデータに光の弓矢を持ってくる方法を見ていく…のだが、これも2通りある。
まずは、今見た初めからに似た方法を紹介しよう。
こちらの方法だと、まず間違いなく手順に使った素材が犠牲になる。
他にも、極力引継ぎ枠を減らした方が楽なため、料理や手順に使わない素材、場合によっては服も一部手放した方がいいだろう。
それが引継ぎ後にも反映されるため、そういった代償が嫌な方はこの後見る代償なしパターンの手順でやるようにして欲しい。
こちらも、以下の4つに分けて見ていく。
- 事前準備
- 引継ぎ枠確認
- 引継ぎ枠用意
- 移植発動
それぞれの詳細の前に、なぜ初めからの手順だとまずいかと前提条件を見ていこう。
初めからの手順だとまずい理由
勘のいい方ならお気づきかもしれない。
初めからの手順で移植すると、必然的に矢も全て移植することになる。
これを続きからのデータに行うと、矢のスロットがダブる現象が発生する。
これだけならいいのだが、矢のスロットは最大6つで固定されている。
そのため、矢を持っているデータでこれをやってしまうと、後ろにある古代兵装・矢のスロットから順に押し出され、消滅する。
そして、押し出されたものが使えないデータとなってしまうのだ。
繰り返し行ってしまうと、最悪の場合木の矢以外使えないデータができあがる危険性がある。
また、コログの実、克服の証も同じ現象が発生するし、なんなら捨てれない服も同様にポーチを圧迫してしまう。
そのため、ひと手間加える必要がある。
前提条件
こちらも、引き継ぐアイテムを先に明確にしておこう。
まずは当然光の弓矢。
他は、今回私はマスターソードを持ったデータでやっているのでマスターソード、ついでにハイリアの盾も手放したくない。
他の武器、弓、盾は後でも入手しなおせるため、引き継ぐのはやめておこう。
その他は…服も結構持っていたのだが、デモなので必要最低限だけに留める。
素材・料理は一切引き継がない。
また、アイテムではないが1つ前提として、手動セーブにメインデータが入っており、今書いた通りこれからデモでやるため、そこに上書きは避けたい。
そのため、オートセーブのみで手順を進めていく。
もし持っていくアイテムが決まらない場合は、同じ形で実施すれば元のデータは消えないため、結果を見てから反映させるか、やり直すか、あるいは後で紹介する別の方法でやるかなど検討するのもいいだろう。
事前準備
さて、事前準備は初めからの時と同じだ。
- 克服の証、コログの実をポーチ内から無くす
- アイテムを売れる場所に移動する
- セーフティーセーブをする
- 不要な服を全て売却する
詳細は上の内容を見て欲しいが、追加で1つ注意。
最後の服売却について、今度はここで売った内容がその後のデータに反映される。
そのため、最後に確定するつもりなら、売るのは本当に要らないものだけに留めるようにしよう。
引継ぎ枠確認
では、引継ぎ枠をいくつ用意するか確認していく…のだが。
もう何度か書いている通り、ここでカウントしたものが、そのまま移植後のアイテムとして置き換わる。
理由は、この後引継ぎ枠を作り、そこでmcountをゼロ以下にしてセーブを入れる。
これでアイテムが一回全部消え、そこに光の弓矢を含めた全アイテムをごっそり移植するからだ。
そのため、ここでは引き継ぎ後も残したい、あるいは手放せないポーチ内アイテム全てをカウントする必要がある。
例えば、もしここでマスターソードをカウントせず引き継がなかった場合に、再入手できるかは不明(無理な気がする)なので、慎重にカウントしよう。
なお、範囲は先ほどと同じく引き継ぎたいものの先頭以降のみのカウントで大丈夫だ。
注意点は先ほどと同じ3点。
個数があるスロットは1つとしてカウント。
矢は0本でもスロットがあればカウント。
この後手に入れる、引き継ぎたいor手放せないアイテムもカウント。
これを踏まえ、実際にカウントしてみよう。
改めて、今回引き継ぐアイテムの条件は以下の通り。
- マスターソード
- 光の弓矢
- ハイリアの盾
- 手放せないアイテム
- 厄災ガノン討伐に必要な服
…先ほどから2つ増えただけだが、念のためしっかり確認していこう。
まず、先ほどは無視した武器ポーチ。
当然、マスターソードが引き継ぎ対象。
他は全て手放せるため、カウントは1。
弓ポーチは先ほどと同じだ。
光の弓矢が入るので弓はカウント1、矢は全種あるのでカウント6。
次に盾ポーチ。
ハイリアの盾を引き継ぎたく、他は全て手放せるので1カウントだ。
服以降は先ほどと同じ。
今装備しているものがガノン討伐用、他は手放せないもので、計10カウント。
素材、料理は一切引き継がないので0カウント。
大事なもの、先ほどと同じ画像を使いまわしているので、やはりコログの実はこの後処理する。
それ以外は手放せず、9カウントだ。
まとめると、以下の通り。
武器 | 1 |
弓 | 1 |
矢 | 6 |
盾 | 1 |
服 | 10 |
素材 | 0 |
料理 | 0 |
大事なもの | 9 |
合計 | 28 |
この、合計28が欲しい引継ぎ枠だ。
こちらも先ほどと同じく、私の場合の数であることに注意。
しかも、デモでやっているため結構な数のアイテムを切り捨てている。
人によっては50を超えることだってざらにあるだろう。
しっかり確認し、引き継ぎ漏れがないよう気を付けてカウントして欲しい。
引継ぎ枠用意
カウントが終わったら、実際に引継ぎ枠を作る。
この手順もやはり前回出したものだ。
作り終えたら、今回はこの段階で引き継がないアイテムを一度捨てよう。
この後ガノン討伐をしに行くので、それに必要なものは再取得できる形で捨てるといい。
あまり捨てるアイテムが多いと一部消える可能性もあるので、気を付けたい。
ここで引き継がないものを全て捨てると、光の弓矢がまだ無いためmcountは最大でも-1になるはず。
心配なら原理内の確認方法で確認しておこう。
ゼロ以下になっていることが確認できたらオートセーブを入れる。
焚き火を使うとオートセーブが入りやすいので、上手く活用しよう。
オートセーブを入れたら、そこに移植を行うので時間等をメモしておくことをオススメする。
そうしたら、再び必要な装備を拾い直して、ガノンを倒しに行こう。
移植発動
厄災ガノンを倒す時の注意点も同じく、GameOverしないように、かつ未カウントの捨てれないアイテムを拾わないように。
また、オートセーブでやっている方はあまりうろうろしているとオートセーブが入り、移植先のデータが消えてしまうので、特にオートセーブ欄が1つしかないマスターモードの場合は要注意だ。
持っているなら、事前に本丸前にワープマーカーを置いておくといい。
厄災ガノンを倒して魔獣ガノン戦に入ったら、やはり光の弓矢を入手。
そうしたら、アイテム調整をしていこう。
ポーチ内全体で、先ほどカウントしていないものを全て手放していく。
ここで、最終的にmcountがちょうどゼロになることが望ましい。
プラスになっていると、それが要らないものであればいいが、先頭側のアイテムがいくつか移植されなくなる。
マイナスだと、対処可能ではあるが、この後折角引き継いだものが全部消える可能性がある。
ポーチを開いて中身が見えなくなっていたら(見える場合、引き継ぎたいものが引継ぎ枠内に収まっているか確認できたら)、先ほど引継ぎ枠を作った直後の(時間をメモした)オートセーブをロードする。
ロード後にポーチ開閉やポーチ内整理で確定させ、その後に念のため1つ確認をしておこう。
なんでもいいので、ポーチにないアイテムを1つ入手してみる。
これで、正しい位置に入っていればOK。
もし大事なものの後ろに入っていたり、ポーチの中身が見えなくなっていたりすると、原理で説明した通り、セーブでまた中身が全て消えてしまう。
そのため、正しい位置にアイテムが入るまで、色々拾っていこう。
それがOKになったら、そのアイテム状況で確定してよければ手動セーブ、お試しでまだ怖い方はオートセーブを入れる。
ゲームを再起動して、そのデータを読み込んで完了だ。
オートセーブした方は、その状況を見て反映させていいかをじっくり考えよう。
手順3:続きからのデータに光の弓矢を持っていく(ほぼ代償なし)
では3つ目の手順、今度は代償がほとんどない状態で光の弓矢を続きからに移植する。
…流石に完全に代償ゼロとはいかず、以下2つが犠牲になる。
- 実施しているモードのオートセーブ欄
- 弓をポーチ内限界まで持っていた場合、そのうちのいずれか1つ
…これくらいは許容して欲しい。
また、こちらの手順はなかなかに面倒で、結構時間がかかることが予想される。
先に手順全体を把握し、時間に余裕がある時にやるようにしよう。
まず、全体の大まかな流れを。
- 光の弓矢と大事なものしかアイテムがないデータを作る
- 最初からの手順で、続きのデータに光の弓矢を移植する
- 光の弓矢を弓スタンドに預けた状態でmcountをゼロ以下にしオートセーブ
- 再起動後に上のオートセーブをロードし、光の弓矢を回収
- そのデータから、光の弓矢を続きからに移植する
- 必要数の素材を集め、引継ぎ枠を作成
- 元のメインデータに移植
これだけだ。
項目数は少ないが…1つ目の中に、上で見た初めからに移植する手順が丸々入っているため、気を付けてほしい。
では、事前準備から見ていこう。
事前準備
まず、ハテノ村の家と、弓スタンドを最低1つ用意しておいて欲しい。
必要なものは、3100ルピーと薪の束30個。
イワロックを狩るなりハテノ村近くの林を伐採するなりで集めよう。
また、ここで片手武器と盾を1つずつ預けておくと後の手順がほんの少し楽になる…かもしれない。
そうしたら、ポーチ内の確認。
弓ポーチがいっぱいなら、不要な弓を1つ捨てておこう。
魔獣ガノン戦で手に入れた時の光の弓矢は専用スロットに入るのだが、移植すると通常のスロットに入るようで、これをしないと末尾の弓が1つ失われてしまう。
全ての弓が要らないなら別に気にしなくていいが、オオワシの弓など消したくない弓がある場合は空きを確保しておこう。
ここまで終えたら手動セーブ、最終的にはここに光の弓矢を持ってくる。
これで、準備は完了だ。
移植用データ作成
では、ここからポーチ内に光の弓矢と大事なものしかないデータを作る。
まず、本記事前半の初めからの時の手順を参照して、光の弓矢入手後のタイトルに戻る直前まで進めて欲しい。
この時、光の弓矢以外は一旦全部消すため引き継ぐものは最低限でいいが、作る引継ぎ枠は後で使いまわしたいため、多ければ多いほどいい。
そこまで来たら、先ほどの手動セーブをロードする。
すると矢がダブる…のだが、結局このデータは一時的なものなので、問題ない。
ロードしたらとりあえずポーチ内整理等で確定、ここで再起動はまだしない。
光の弓矢を、ハテノ村で購入した家の弓スタンドに預ける。
この時、置いても見た目には見えないが、一度家の前の橋を渡り切り、戻ってくると見えるようになる。
これをしてしっかり置けていることを確認しておこう。
実際にやると、以下のような挙動になる。
そうしたら、そのままmcountをゼロ以下にする。
この時、十分な引継ぎ枠が先に作れていたら、アイテムを手放していくだけで大丈夫だろう。
もし足りなかったとしても、ここで追加してあげればいい。
今ロードしたデータは引継ぎ枠を作る前のメインデータなので、引継ぎ枠作成に必要なものは揃っているはず。
mcountがゼロ以下になったら、その状態でオートセーブを入れて、ゲーム再起動後にそのオートセーブをロード。
ここで手動セーブしてしまうと、元のデータが消えてしまうので絶対に手動セーブしないこと。
これでポーチ内が大事なもの数個だけになったはず。
そうしたら先ほど預けた光の弓矢を回収するのだが…ここから注意点。
このロード以降、光の弓矢以外の手放せないアイテムの取得は禁止。
特に、矢を消すためにこの手順を行っているので、矢は全て取得禁止だ。
光の弓矢を回収すれば、欲しいデータが手に入ったことになる。
ポーチ内に、大事なものと光の弓矢しかないことを確認しておこう。
光の弓矢移植
あとは、このデータから元の手動セーブに移植を行うだけ。
今回必要な引継ぎ枠は、大事なものの個数と光の弓矢1つなので、そこまで多くない。
が、矢が取得禁止なので、素材持ちバグでやるしかない。
片手武器はハテノ村の炊事場に、盾はハテノ村入り口近くの家の中にあるため、それを使うといい。
素材は近くの林に薪やらキノコ類やらが多いし、そこにいるボコブリンを光の弓矢で倒すもよし、ルピーがあればお店で買うもよし。
どうしてもならワープは問題ないので、各地の村や町を巡って素材を買ってもいい。
欲しい引継ぎ枠は多くても10個前後のはずなので、サクッと集めて作ってしまおう。
引継ぎ枠が作れたら、光の弓矢以降のアイテムを全て手放し、手動セーブをロードする。
心配なら、手放せるものは全て手放しても大丈夫なので、それでmcountがゼロ以下になっていることを確認するといいだろう。
手動セーブをロードしたら、もうお決まりのポーチ開閉orポーチ内整理で確定し、念のためポーチ内がおかしくなっていないことを確認したら、セーブしよう。
流石にここでmcountがゼロ以下になっていることは、そうそうないはず。
また、ここも手動セーブが怖ければ一旦オートセーブを入れ、反映させるか吟味するといい。
最後に再起動して、完了だ。
おわりに
今回は光の弓矢を題材に、アイテムを移植する手順を見てきた。
このあたりを何度かやっていれば、感覚が掴めてくるだろう。
やはり自己責任だが、色々試してみるといい。
さて、基本的な移植周りはこれで以上、次回からいよいよ応用編に入る。
前回例に出したアイテム数増殖と武器類の特性変化までは紹介するつもりで、次回はアイテム数増殖を行う。
原理的にはここが最も難しくなるが…なんとかついてきて欲しい。
オマケ:なぜ一部のアイテムは消えないのか?
さて、ここからはオマケだ。
今回の手順で、mcountがゼロ以下の状態でセーブし、アイテムを全て消すことを何度か行っている。
が、これでも消えないアイテムがある。
私が確認しているのは、以下の通り。
- ワープマーカー
- 各英傑の加護
なぜこれらが消えないのか、少し推測してみる。
これらに共通し、他の消えるアイテムにない点として、ポーチ内でなんらかのアクションが行えることが挙げられる。
例えば、消えるシーカーストーンやパラセールは、メニュー内だと説明が見えるだけだ。
が、この2種はメニュー内で操作を行うことができる。
ワープマーカーは、そこにマーカーを配置。
各英傑の加護は、ON/OFFの切り替え。
これが出来なくなるのを防ぐため、フラグ的に入手していれば強制的にポーチ内に欄が出てくるのではないか、とにらんでいる。
…まあ、幸いなことにこの2種はダブっても統合されるタイプのアイテムだ。
深くは気にしなくてもいいかもしれない…が、もし同じく消えないアイテムで、かつ統合されないものがあった場合、今回の手順でも大事なものポーチの圧迫は避けられないことになる。
そのため、そのデータからのISTはしないようにしよう。
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